松下ブログ

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パティ

7月19日(土)、朝ウガンダから着いたアロイジァスと共に、日本からのヴィジターをお迎えに空港へ。定刻に無事着かれたお二人をお迎えしティカに帰って来たのは午後5時過ぎでした。

早速、ドルと日本円をケニアシリングに両替するために、前日銀行から下ろし準備していた5万シリング(≒8万円)を保管してあった筈の引き出しから出そうとしたのですが、見当たりません。一瞬他の所へ置いたのかと思ったのですが、記憶の中ではそこより他は思い付きません。念のためにと、お客様にまで手伝って貰ってそこいら中探したのですが、矢張り見つかりません。5万シルと言えば大金です。焦りました!何回も何回も引き出しの中を、その辺りをと探しました。
アロイジァスと私が我が家を出たのは正午頃、空港から帰って来たのが午後5時過ぎ。この5時間余りの間に誰かが家に入り盗んだとしか思えません。

以前にも私が日本へ一時帰国中私のプライベートなお金が内部の者の盗みとしか考えられない状況で盗まれたことがありました。その時は私の部屋にいたパティが目撃されていたことに加え、その後彼が携帯電話を始め高価な物を色々購入しているのが解りました。問い質すと、3000シルを道で拾った、5000シルがタウンの屑篭の中に落ちていた、携帯は〜で拾った…等々の釈明でした。信じられるものではありませんでしたが、携帯等は私がキープすることにし、お金も幾らか没収しました。

今回の場合は金曜日に銀行から下ろした5万シルが、その翌日の土曜日の午後5時間ほどの間に紛失しているということが明確な上、そこだけしか手が付けられていないのは内部の犯行としか思えず、子どもたちに訊ね、遅く帰って来たパティも呼んで話を聞きました。その日は彼は「取った覚えが無い」と言い張りました。
そこで、その夜、子どもたちに「月曜日までにお金が返って来なかったら警察に届ける」旨を通告しました。「新しい家」で泊まったアロイジァスに依頼し、パティともう一度話し合ってくれるように頼みましたが、結果は同じでした。

さてその翌日(昨日)のことです。「土曜日の午後4時頃パティが新しい携帯電話を持っていた」「土曜日の午後パティから150シル渡され、魚を買ってくるように言われた」「土曜日の午後2時頃自転車でタウンへ行くパティと会ったら、多額のお札を見せられた」等々、色々な情報が入り始めました。改めて、パティを呼び聞いたのですが、「自分はやっていない!こんな家出てやる!」と涙を流しながら興奮状態、聞く耳を持たず出て行ってしまいました。

その後入ってくる情報を元に彼の友達二人を訪ねたものの、何の新情報も得られず、家に帰って数分後、パンガ(大刀?)を手にしたパティがやって来ました。
「ヘンリー(スタッフ)を出してくれ!彼を殺してやる!」と言うのです。「彼はここにいない。馬鹿なことはよせ!」と言うと、立ち去りました。直ぐアロイジァスを「新しい家」に行って貰い、ヘンリーは我が家へ匿い、私も「新しい家」へ駆け付けました。

子どもたちにはアロイジァスと一緒に昼食の準備をするよう指示、帰って来るとドアの外でパンガを手にパティが座っています。一緒に座り込んで話すこと30分あまり、「自分が盗んだ」ことを認めました。パンガを取り上げ、買った物と、お金を持ってくるように言うと黙って去りました。暫らくして、くしゃくしゃになった1万1千シルを握り締めて帰って来ました。また話すこと30分あまり、今度は携帯電話を持って来ました。それでも3万シル余りが不明です。その後改めて1万1千シル持って来ました。そして今朝学校に行く前、別の携帯電話を持ってきました。それでも金額は合いません。

「もう一つ携帯電話を買った。今履いているスポーツシューズも買った。自転車のタイヤも、ハンドルも買った。だからお金は残っていない」というのです。「だから全ての物とお金を前に二人で計算しよう。今回は曖昧なことでは済ませない。パティあなたが本当に変りたいと思うのなら何もかも正直に話さなければ、新しい一歩が踏み出せない筈」と言うと「学校も止める!家も出る!ストリートで暮らす!」とまた言い始めました。

「そうしたいならそうすれば良い。止めはしない。あなたももう15才、小さな子どもではないのだから、あなたが決めれば良い。ただその前にクリアーにすべきことはクリアーにしていくべきだ」と言うと、「携帯電話は夜持って来る」と言って学校へ向かいました。

この結果がどのようになるのか…、先が読めません。まだまだ一波乱も二波乱もありそうです。

初めてアフリカに来られたヴィジターも、着いた早々のこの事件、さぞ驚かれたのでは…と思います。

7月21日記 テル

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Moyo Children Centre

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TEL: 254(KENYA)-020-2121356(新)
MOBILE: 0722-791143
MAIL: moyo@africaonline.co.ke
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コメント
from: wadajack   2008/07/22 3:52 AM
子供たちと真剣勝負をしている松下さんが目に浮かびます。怖いんだろうな。居合わせていたら、松下さんの迫力に僕は縮み上がっていたことでしょう。子供たちはそれをきっと忘れないと思います。
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