松下ブログ

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アブディとカリウキ
カリウキに出会ったのは、今朝(4月1日・日)。日曜日なので、街は閑散とし、人通りは少ない。車をタウンに止め、歩きだして程なく、3人の子どもたちに出会った。その中でも彼は目立って小さい。「テルミ!」と声をかけてくれ、手を繋いできた。人懐っこそうな笑顔が可愛い、昔あったムトゥリという子どもによく似た顔立ち。

「私を知っていてくれたのね」「前にキャンドゥトゥの僕の家へ来たよ!母さんにも会ったよ!メリーワンブイって言うんだ。覚えてないの?」「ゴメン。よく覚えてない。母さんは元気?」「死んじゃったよ、この間」「いつ?!」「今年になる少し前」「父さんは?」「父さんは僕が本当に小さいときに死んだ。よく覚えていない」通訳をしてくれていたパティが「この子の家へ行った時、僕も一緒だった。僕は覚えている」と。

歩きながら、ふと手が彼の耳に触れた時、ビクっとして「痛い!」「?」「耳の後ろが痛いんだ!」見てみると、耳の付け根に2センチほどの傷跡。「どうしたの?」「姉ちゃんに抓られた。出て行け!って。叔父さんも僕が帰ると打つ。だからストリートに出てきた。皆僕が邪魔なんだ」歩きながらの会話の中で、彼のバックが見え始める。

「ね〜、これからサッカーの練習に来ない?今日、日本人コーチが来て、モヨの子どもたちに教えてくれてる。一緒に行こうよ」「うん」「サッカーをしてお昼ごはんを食べてタウンに帰ればいいよ。でも、サッカーや昼ごはんの間はシンナーを預かっておくね。帰るときに必ず返してあげるから」「いいよ」とシンナーを素直に手渡してくれる。

YMCAのグラウンドでは、サッカーの練習中。コーチに頼み途中合流したものの、シンナーの影響もあり、他の子ども達に動きについていけない。見かねたIさんがコーチに交渉、二人のうちの一人のコーチが彼専属で、コーチを始めてくださる。見ていた二人のチビっ子も合流してコーチを受ける。ともすれば脱落しそうになる彼を、コーチが’励ましながらの練習が続く。

一汗かいた後、「ニュー・ホーム」へ。畑を見たり、鶏を見たり、ウサギを抱いたり、犬に声をかけたり、触ったり。ギデオン(16歳)が声をかける。お互いにキャンドゥトゥのスラムに住んでいたので、知っているという。「ここへ来いよ。マダムが誘ってるぞ。俺みたいにここから学校へ行けばいいよ。ここは良いぞ」。彼が何か答えている。ギデオンに聞くと「いつか来るかもしれない。ここへ来るときにはテルミに言うよ」と言っているとのこと。「いつでも来てよ!待ってるからね!」「うん」

昼食時、貪るように食べるものの、食は細い。食べたことのないだろうサラダはチョット手を付けただけ。残りのパンをさり気なくポケットに仕舞う彼を見て見ぬふり。モヨの子どもたちも見て見ぬふり。自分の昔を思い出すのか。

ナイロビに帰られるビジターに便乗してタウンに帰る前に、手を出す彼にシンナーを返す。慌てて蓋を取り、思いっきりシンナーを吸う彼。落ち着いたのか、黙って車へ。車の中から元気に「テルミ!」という声。去る車の後を見送る、心の中で「また来るんだよ。また会おうね」と声をかけながら。

ゾウさんの撮影に同行することで会えた子どもたち。これからも繋がっていけますように。彼たちの立ち直りのお手伝いが出来ますようにと祈る。

4月1日(日)記      テル
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